2008-01-01から1年間の記事一覧

潜水服は蝶の夢を見る

この作品は、良くも悪くも「フランス映画」的な作品であり、ドキュメント的な映画だ。 この作品を見終わって会場をでたとき、車椅子に座った年配の女性がいた。これまでの感覚とは少し違う印象で、目に写す様子を捉えている自分を感じた。この作品は、生きる…

ゲームの規則

ルノワールの作品。浮気・不倫といった不貞を軸に、多くのキャラクターが複数の関係性を持ち合って、愛憎にもまれていく様子。これをうまいこと作りこんでいるという印象。 フランスの価値観なのか時代によるものなのか、いくつか「?」が浮かんでしまったシ…

全然大丈夫

「映画好きの人が、その世界の中でつくった映画」という感じ。良くも悪くも、単館上映を想定した日本映画だと思った。 不条理が日常に溶け込んでいる様子を描くことで、オリジナルの世界観を描こうとしているのはわかる。でも、その描き方が、ありがちな気が…

母べえ

今年、最初の「泣いた」作品。すばらしい映画。睡眠が不足気味で昼食後という厳しいコンディションでの鑑賞。ゆったりした映画だし、居眠りしてしまうのを覚悟していた。 しかし、そんな懸念はまったく必要なかった。眠気なんて吹き飛んだ。おかげで、鑑賞後…

ラスト、コーション

すごい映画。金獅子賞はだてじゃない。 何がすごいかというと、スケール。物語も、映像も、演技も。みな重厚感があった。すべてのシーンに、ピーンと張り詰めた緊張感がある。不安感を表すものであったり、暴力的なものであったり、官能的なものであったり、…

R−1ぐらんぷり

なだぎ武が2連覇。 今回は外出していて、生放送で見ていなかった。帰り道に携帯で先に結果を知ってしまうという痛恨のミス。 この結果をみて、「ん〜・・・、どうなんだ・・・?」という疑問が浮かんだ。M1で観られるような宣伝性がまぎれてきなのでは?という…

L change the WorLd

いわずとしれたデスノートからのスピンオフ企画。見てきました。 デスノートは、後編を最近テレビで見たばかり(映画館では観なかった)。ま、それも、この作品を観るのにあわせてみたというのが実際(とはいえ、テレビ放送されてなければ、DVDで見ようと…

スウィーニー・トッド

とにかく、ずっしりとくる映画だった。 「ロンドン」という舞台は明確にされているものの、なんとなく「おとぎ感」がある、そんな独特の世界観。冒頭から暗めではじまるものの、「どんな展開になるだろう」という期待感も持って見ていた。まだこの時点では、…

笑いの現場

タイトルは、ラサール石井執筆の書籍です。最近発刊されたもの。本人曰く「笑いに関して理屈を言わせれば、日本有数」。そんなラサール石井が、「自らが笑いに関わってきた歴史」「笑いの歴史」「芸人の歴史」について語っている。なかなか興味深く読めまし…

佐藤康光

佐藤康光さん、ご存知でしょうか? 将棋で2冠を所持されている方です。羽生善治と同世代。 ずいぶん前に「情熱大陸」に出演していて、録画したままになっていたのを、最近ようやく見た。 ■棋士の姿とプライベートとのギャップ 僕自身は将棋ができない人なの…

カンナさん大成功です!(字幕版)

なかなか良かった。 軽い感じ(映画なんだけど、TVドラマ的な雰囲気があるというか)で、小ネタもそこそこ面白く、でもジーンと来るものがある。まわりの観客(特に女性)からは、ちらほら「笑い」や「泣き(鼻をすする音がきこえた)」が起きていたのが印…

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

ん〜、この作品は微妙だ。 ネットでの評判をみると、意外と高かったのでいってみたのだけど。 世界観がいまいち伝わってこないのだな。フローズン・タイムも幻想と現実を要り交えたと言う意味で共通しているところがあるのだけど、こっちの方がわかりにくい…

フローズン・タイム

前評判どおり、映像の美しいものでした。特に、女性を(特に裸を)美しく映そうという意志がひしひしと伝わってきた。まあ、R-15だなぁ〜、と思うようなシーンも入りつつでしたが、全般的に上品なものでした(激しいからみのシーンはほとんどない)。時が止…

歓喜の歌

立川志の輔の落語が原作という映画。 【内容】 とあるホールの職員が、12月31日に2つの「ママさんコーラス」の予約をダブルブッキングしてしまう。これをどうにかしようと、各登場人物がそれぞれの事情と利害を含めながら、交渉したり、逃避したり、同…

世界のナベアツ 日本公演

[出演]渡辺あつむ / ケンドーコバヤシ / カリカ・林 / ピース・又吉 / 平成ノブシコブシ・吉村 / ハリウッドザコシショウ いってきましたライブ。 正直なところ、ジャリズムのライブで試されたネタがほとんどだったので、新鮮味にはかけていたのが残念。普…

リーダーのイメージ

NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」。 何度も日記に書いてきたけど、今回も響いた。 今回は「高橋直夫」さん。プラント建設(中東の石油工場)の現場所長をされている。1兆円の予算で、7000人が参加するような規模。高橋さんは、現場所長と…

イチロー

年始にやっていたTV番組「プロフェッショナル」。 録画していたものをようやく見た。 ■イチローのイメージ イチローというと、思い浮かぶイメージは ・プロ野球選手としてのストイックで厳しい姿 ・WBCでみられた野球に対する熱い思い ・ドキュメンタリ…

芸人定食

【出演者】 千原ジュニア /たむらけんじ /バッファロー吾郎 /山本吉貴 /林(カリカ) /綾部(ピース)/佐久間一行 /平成ノブシコブシ面白かった。 前半飛ばしすぎた感じもあるけど、満足。最初の登場が綾部。今回はファンダンゴ収録だったので、下ネ…

ちっぽけ

今日、とある駅で乗換えをしたときのこと。10mくらい先を歩いていた一人の女性が転んだ。あわてて小走りしていた様子で、勢いあまってという感じで。そのとき、お菓子らしきものがかばんからおちて、「ぶぁーっ」と軽く散らかっていた。 本人はすぐに立ち…

切ない

人間の感情と言うのはなかなか複雑なもので。一回終わったもの。あきらめたほうがいいもの。もう、そんな段階ですらない(忘れられ ている)もの。 わかってはいるのだけど、でも、自分の頭から、感情から、切り離すことができない。自分が好きな相手から、…

リエンジニアリング革命

もう15年近く前に流行した本。 何年も前に、とある方から「プロジェクトマネジメントを学ぶなら、BPRを学ぶといい」といったことをいわれたことがあった。その後、しばらく該当する本を手に入れられずにいた。が、昨年、該当する書籍を手に入れることがで…

余命1ヶ月の花嫁

いまさっき読んだ本。このまえ、本屋の前にいたときに、たまたま目に付いて手にとってみたものだった。タイトルがちょっと重かったのと、TBSという文字があったので、テレビ連携の企画かな、と思っていた。ただ、第4刷発行になっていて、しかも第1刷からは…

俺たちフィギュアスケーター

映画です。 http://oretachi.gyao.jp/【ストーリー】 フィギュアスケートの世界選手権で優勝争いをするほどの才能を持つ二人の男性スケーター。相性の良くない二人は、表彰式で大暴れし、永久追放になる。 が、なんとか復帰の道を見つけた。それは、ペア。普…

能力

今日、会話の中で「能力」についての話があった。 世間では「努力すればなんとかなる」という言葉がよくきかれるけど、そればかりではないものもある、という。 帰ってから、この話を振り返っていて、思い出したことが3つあった。 ひとつは、中田英寿と村上…

今朝、R25を読んでいたら、驚きの事実が。

鳥山明原作「Drスランプ」の則巻千兵衛博士。 アラレちゃんを作ったとき、28歳だったらしい。 ってことは、結婚したのって、遅くとも30代前半?まさか、晩婚キャラっぽかった千兵衛博士よりも歳をとっていたとは( ̄□ ̄; しかも、独身だし。 朝から、目…

ぶるーな気持ち

今日は、朝から気の重い一日となった。 いまのプロジェクトの体制が変わる(人が抜ける)という話がきっかけだった。 目覚めは悪くなかった。目覚まし前に起きたし、体に疲労感ともうちょっと寝たいという感じはあったくらいで。 目覚めてからも、体を起こす…

劣等感

あまり好きな言葉でもないのですが、自分自身に意外と降りかかるものなので。 この際、少し考えてみました。 ■劣等感とは何か 「自分が優れていると思っている(思いたい)ことで、それを打ち消される(と感じる)ような場面に直面し、その事実をありのまま…

ドリームマッチ

いわずとしれたTBSの正月番組。 出演者は、普段漫才やコントをしなくなった面子なので、興味をもってみている。今年は「大竹・出川」コンビが優勝。感想どおりだったので、よかった。今回、相手選びで、大竹が出川を選んだとき、ちょっと想像がつかなかった…

グミ・チョコレート・パイン

大槻ケンジ原作の青春もの。 気合の入った不良生徒ではなく、もっと下世話なんだけどはすに構えた青少年の物語。 少なからず自分と重なるシーンを目にし、甘酸っぱいような感覚が伝わってくる作品。 率直な感想は、「まあまあ」という感じ。 あほなんだけど…

桑田挑戦記

元巨人の桑田がメジャー挑戦したときの密着取材したドキュメンタリー。 印象に残った場面を二つ書き残しておこうと思った。■突然の出来事への対処の仕方 シーズン前、マイナーリーグのキャンプ中でのこと。 前日の夜に、急遽「明日の朝投げるか?」と連絡が…