2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

テラビシアにかける橋

子供の想像力のたくましさ。そして、想像力が、人生における山谷を乗り越えるときに必要な力であることを描いている。 いい映画だと思った。であるからこそ、気になったことが多くなってしまった。 ・展開が不自然 15〜20分くらいのストーリーをつくって…

団塊ボーイズ

団塊世代のおっさんたちが、日常を離れて、さまざまな事情から失ってきたものをふたたび手にする。そんな姿を描いた映画。 アメリカでこの作品がつくられたということは、日本と同じような状況がいろんな国で起きているのかなぁ、と感じた。 若い頃は無茶を…

潜水服は蝶の夢を見る

この作品は、良くも悪くも「フランス映画」的な作品であり、ドキュメント的な映画だ。 この作品を見終わって会場をでたとき、車椅子に座った年配の女性がいた。これまでの感覚とは少し違う印象で、目に写す様子を捉えている自分を感じた。この作品は、生きる…

ゲームの規則

ルノワールの作品。浮気・不倫といった不貞を軸に、多くのキャラクターが複数の関係性を持ち合って、愛憎にもまれていく様子。これをうまいこと作りこんでいるという印象。 フランスの価値観なのか時代によるものなのか、いくつか「?」が浮かんでしまったシ…

全然大丈夫

「映画好きの人が、その世界の中でつくった映画」という感じ。良くも悪くも、単館上映を想定した日本映画だと思った。 不条理が日常に溶け込んでいる様子を描くことで、オリジナルの世界観を描こうとしているのはわかる。でも、その描き方が、ありがちな気が…

母べえ

今年、最初の「泣いた」作品。すばらしい映画。睡眠が不足気味で昼食後という厳しいコンディションでの鑑賞。ゆったりした映画だし、居眠りしてしまうのを覚悟していた。 しかし、そんな懸念はまったく必要なかった。眠気なんて吹き飛んだ。おかげで、鑑賞後…

ラスト、コーション

すごい映画。金獅子賞はだてじゃない。 何がすごいかというと、スケール。物語も、映像も、演技も。みな重厚感があった。すべてのシーンに、ピーンと張り詰めた緊張感がある。不安感を表すものであったり、暴力的なものであったり、官能的なものであったり、…

R−1ぐらんぷり

なだぎ武が2連覇。 今回は外出していて、生放送で見ていなかった。帰り道に携帯で先に結果を知ってしまうという痛恨のミス。 この結果をみて、「ん〜・・・、どうなんだ・・・?」という疑問が浮かんだ。M1で観られるような宣伝性がまぎれてきなのでは?という…

L change the WorLd

いわずとしれたデスノートからのスピンオフ企画。見てきました。 デスノートは、後編を最近テレビで見たばかり(映画館では観なかった)。ま、それも、この作品を観るのにあわせてみたというのが実際(とはいえ、テレビ放送されてなければ、DVDで見ようと…

スウィーニー・トッド

とにかく、ずっしりとくる映画だった。 「ロンドン」という舞台は明確にされているものの、なんとなく「おとぎ感」がある、そんな独特の世界観。冒頭から暗めではじまるものの、「どんな展開になるだろう」という期待感も持って見ていた。まだこの時点では、…

笑いの現場

タイトルは、ラサール石井執筆の書籍です。最近発刊されたもの。本人曰く「笑いに関して理屈を言わせれば、日本有数」。そんなラサール石井が、「自らが笑いに関わってきた歴史」「笑いの歴史」「芸人の歴史」について語っている。なかなか興味深く読めまし…

佐藤康光

佐藤康光さん、ご存知でしょうか? 将棋で2冠を所持されている方です。羽生善治と同世代。 ずいぶん前に「情熱大陸」に出演していて、録画したままになっていたのを、最近ようやく見た。 ■棋士の姿とプライベートとのギャップ 僕自身は将棋ができない人なの…

カンナさん大成功です!(字幕版)

なかなか良かった。 軽い感じ(映画なんだけど、TVドラマ的な雰囲気があるというか)で、小ネタもそこそこ面白く、でもジーンと来るものがある。まわりの観客(特に女性)からは、ちらほら「笑い」や「泣き(鼻をすする音がきこえた)」が起きていたのが印…

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

ん〜、この作品は微妙だ。 ネットでの評判をみると、意外と高かったのでいってみたのだけど。 世界観がいまいち伝わってこないのだな。フローズン・タイムも幻想と現実を要り交えたと言う意味で共通しているところがあるのだけど、こっちの方がわかりにくい…

フローズン・タイム

前評判どおり、映像の美しいものでした。特に、女性を(特に裸を)美しく映そうという意志がひしひしと伝わってきた。まあ、R-15だなぁ〜、と思うようなシーンも入りつつでしたが、全般的に上品なものでした(激しいからみのシーンはほとんどない)。時が止…

歓喜の歌

立川志の輔の落語が原作という映画。 【内容】 とあるホールの職員が、12月31日に2つの「ママさんコーラス」の予約をダブルブッキングしてしまう。これをどうにかしようと、各登場人物がそれぞれの事情と利害を含めながら、交渉したり、逃避したり、同…

世界のナベアツ 日本公演

[出演]渡辺あつむ / ケンドーコバヤシ / カリカ・林 / ピース・又吉 / 平成ノブシコブシ・吉村 / ハリウッドザコシショウ いってきましたライブ。 正直なところ、ジャリズムのライブで試されたネタがほとんどだったので、新鮮味にはかけていたのが残念。普…