世界のナベアツ 日本公演

[出演]渡辺あつむ / ケンドーコバヤシ / カリカ・林 / ピース・又吉 / 平成ノブシコブシ・吉村 / ハリウッドザコシショウ


いってきましたライブ。
正直なところ、ジャリズムのライブで試されたネタがほとんどだったので、新鮮味にはかけていたのが残念。普段、ジャリズムのライブにいかない人たちをターゲットにしたのかな、と思ったり。
でも、そうはいっても面白かった。


オープニングは、ケンコバカリカ林のトーク。時間は短くて、すぐにナベアツの紹介に入った。


・ユニークショー
 手書きのキャプションがモニターに映されて、ナベアツが面白く読み上げるという企画。
 「文字の大きさと声の大きさ」「文字の弱さと声のイントネーション」といった表現から、「文字の書き方と読み方(婆でターザンとか)」。

このコーナーのあとにカリカ林と二人で、「今のネタを振り返る」みたいな感じの企画があった。もう一度みたいシーンをVTRで見ながら振りあけるというもの。
このときのケンコバの視点がすごかった。ナベアツがとあるネタをやったときの反応を指摘したのだ。
「ネタをやったあと、自分のやった感と客席の反応をみて、うなづいていた」ということを。
で、実際に見てみたら、本当にうなづいていた(爆笑)



・日本オモロー党?
 ギャグ「オモロー」の生みの親である山下(本人ではなくパネル写真のみの登場)を党首に、オモローを世間にはやらせるという。ナベアツは日本オモロー党の副党首としてネタを披露。
 声カッターや3の倍数のバリエーションなどのネタ。大半は、以前のライブでやっていたものだったと思う。


・自分とコラボレーション
 事前に撮影したビデオを相手に、ナベアツがネタを披露する。
 「アンニュイな田植え」というツッコミが印象に残った(正確には、このコーナーのあとに、ケンコバが「アンニュイな田植え」のあと、ナベアツが照れていたという指摘をしていて、VTRで見てみたら実際に照れていたので)。


・日本オモロー党? 党員として3名が加わり、各人がネタを披露。

ノブシコブシ吉村
 「炊飯器で腹話術」
 「ヘルペスプレスリー」:エルビスプレスリー風の格好で、口の横に赤いヘルペス風のメイクをしている。すごい激しく踊る。途中、ネタが飛んで、脇をならしていた(本人曰く「今日は脇を鳴らす気は無かったのに」。

ピース又吉
 「女教師(生徒の靴が隠された事件に、昨日自分が別れた恨みをのせた展開)」
 「古本屋(ヒーローもので人気がでなかった理由【裏番組が強かった】とか)

●ザコシショウ
 「アシュラマン
 「ミスチル桜井」
 どちらも、あらびき団でのネタとほとんど同じ。桜井をやったときは、最後に「ミスチルファンの方、すみません」みたいに土下座していたのが微妙だった。狙ったのはわかるのだけど、ちょっといまいち)

●ナベアツの
 「炎 MUSASHI(竹馬にのって「〜んだよ」という歌詞で歌う」
 


・3の倍数
 前にライブでやったときよりもゆっくりのペースだったのと、練習をしたのもあってか、100を突破。129でつまづいてしまったのが残念。
 本人は突破したと思ったらしく、そのまま「130!」と30台シリーズに突入しようとしたのだが、司会の林に止められてしまっていた(笑)


・「ザコバ with 米朝
 1996(?)年に大阪で結成されたらしい幻のバンドの再現。
 ナベアツとケンコバとザコシショウ。
 ナベアツはピンクのアイススケートっぽい衣装、ザコシショウはつばの長い防止と顔面を青塗り、ケンコバは全身サランラップにギター代わりのネギを持っていた。
 どれも面白かったのだけど、ケンコバは最高だった。ラップがきつすぎて、完全に動きが封じられていたのだ(笑)



いろんな面子がいたのは面白くてよかった。
でも、やっぱり、ナベアツ(ジャリズム)の面白さを満喫するには、いつもの規模でのライブがいいなぁ。ルミネくらいの大きさになると、どうしても実験的なネタはやりにくいだろうし。普段のライブだと探り探りなところもあるけど、3の倍数のように大当たりが生まれる瞬間に立ち会えることの方が、ファンとしてはうれしいものなのだ。
ルミネのライブもやりつつ、今までどおりのジャリズムライブも続けて欲しい。
うん。