ドリームマッチ

いわずとしれたTBSの正月番組。
出演者は、普段漫才やコントをしなくなった面子なので、興味をもってみている。

今年は「大竹・出川」コンビが優勝。感想どおりだったので、よかった。

今回、相手選びで、大竹が出川を選んだとき、ちょっと想像がつかなかった。両者の芸風がどういう風に結びつくのか。実は、期待薄なんじゃないかとも思った。

しかし、蓋をあけてみれば、見事。大竹のシュール(かつあほな)キャラクターと世界観に、出川らしい芝居が重なっていたと思った。特に出川の扱い方。いつもの「大げさなリアクションと必要以上に高くなりがちなテンション」という印象ではなく、でもその雰囲気が壊れないくらいのさじ加減だった。
きっと、大竹には、そういうイメージが見えたのだろうなぁ。相手として決めた時点でそこまであったのかはわからないけど。あの短期間でそこまでもっていったのは、ちょっと驚いた。それに応えた出川もさすがだった。

他にも「田中・川田」とか、いい感じのネタもあった。


ただ、この企画、今のやり方はやっぱりよろしくないような気もする。コンビを決めてから3時間でネタを披露するってのは、かなり厳しい。「それをなんとかしてみせるプロの姿を見せる」というのが醍醐味なのかもしれないけど、個人的には「最高に面白いネタを準備万端で」見せてもらったほうがいい。
第1回のの反省を込めた対応(何週間か期間を設けていたのだけど、コンビによって、スケジュールが合わなくて準備状況にかなり差がついていた)というのはわかる。あと、あんまりガチでやってしまうと、出演者のリスクだけが高くなりすぎるというのもあるのかもしれない。

とはいえ、やっぱり、できれば「より面白いもの」を見たい。「松本・せいじ」コンビのネタなんかは、もっとネタをくってからでないと、本当の面白さは伝わってこないと思う(今回披露した感じだと、世界観よりも「ギャグ、ダジャレ」ネタとしての印象を強く受けた人もいると思う)。

あと、出演者を豊富にするのであれば、この企画向きのコンビを入れてもらいたい。バナナマンとか、アンタッチャブルとか。


と、いろいろと思うところはありますが、結果がどうであれ、来年もきっと鑑賞するはず(^_^