つんくの目

アメトークテレビ朝日の番組)につんくがでていた。

番組のなかで、
「テレ朝内のADから、ハロプロ候補者を探す」
というコーナーがあった。

5人ほどの女性ADが紹介され、それに対してつんくが選ぶという段階に入ったのだが。
数十秒だけ紹介されるVTRを見ただけ。しかも、相手はそもそもADとして働いている人たち(いわば、一般人)。ASAYANのオーディションとはわけがちがう。
これは、どういうコメントをしたらいいのか、けっこう難しそうだな、と。

しかし、ここからがなかなか見事だった。
基本的に「プロデューサーとして売り出すにはどういう風にするか」という視点で成立させるようなコメントだったのだ。
感心したのは
 ・その人にとって「市場に乗り込んでいく上での強みとなる」個性
を見抜くようにしていたこと。
「アニメ声優の系統なので秋葉系」
「声が高くて、背が小さい」
とか。

正直、「モーニング娘。でいうとゴマキ」とか、そこまでの表現をされたときには胡散臭く感じたけど(^_^;

ただ、あれだけの時間に、まわりが「あー、なるほどー」といってしまえる部分を見つけ表現できる力はすごいと思った。
かつ、そうして見つけた個性・強みを「どう組み合わせると世の中にでていけるか」というところまで見ようとするところも感心した。「この二人は声がかわいいし、身長もバランスがとれてる。あと、誰か一人、歌の軸をとれる娘がいれば・・・」みたいに。

このあたりの能力、僕がいまいち得意でないところなので、見習いたい。




ちなみに、プロデューサーときいた僕が思い浮かべるのが
「即興で『まわりが感心してしまう』理屈を生み出せる」
という要素。
話していくうちに、「その場でどんどんと湧き出てくる」ような印象があるかも。
このあたりが、薄っぺらいプロデューサーと、本物のプロデューサーの境目なのかな。
まあ、他の仕事でも、似たような面はありますしね。自省も含めて(^_^;