オールナイトピンク寄席〜オール下ネタ大進撃!〜
宮川大輔 /世界のナベアツ /ケンドーコバヤシ /小出水(シャンプーハット) /
すっちー /中川(ランディーズ) /ヒデ(ペナルティ) /庄司(品川庄司) /
綾部(ピース) /吉村(平成ノブシコブシ) /Bコース /増谷キートン /
POISON GIRL BAND /佐久間一行 /もう中学生 /くまだまさし /
永井佑一郎 /ガリットチュウ /グランジ /アンナ /
スリムクラブ /セブンbyセブン /キャベツ確認中 /ふくろとじ /
渡辺直美 /RG(レイザーラモン) /椿鬼奴 /木村(天津) /
アホマイルド /堀内(コンマニセンチ) /ライス /ジャングルポケット /
バイキング /とっしー /インポッシブル /しずる /黒沢(森三中)
いってきました、まさかまさかの下ネタ企画。しかもオールナイト。しかもライブ。
いったいどこまでいくのか。期待と怖さの両方をもって観にいってきた(^_^
では、さっそくレポに。
(1)オープニング
出囃子はなんと「♪いや〜ん、バカ〜ン」の曲(タイトルがわからない)。このライブの方向性が見えてくる(笑)。出演者に「こんな出づらい出囃子はじめて」といわせしめるくらい。
で、ペナルティのヒデが登場。いつものさわやかな声のトーンと話のテンポに、放送NG単語をいくつも含めてトーク。「いきなりかい」と思ったけど(^_^;
このあと、さっそくゲストの紹介。
・木村(天津)
正直、この人を観にきた感はある(笑)。会場も一気に沸いた。
・すっちー
関西の風俗でおなじみらしいお店のTシャツを着て登場。しかも紫。
最初誰だかわからなかった(^_^;
・中川(ランディーズ)
すっちーと同じTシャツの色違い(黒)を着て登場。
こちらも一瞬わからなかった(^_^;
・世界のナベアツ
普段とはスイッチを切り替えて登場。「子供の人気いらん!」みたいなことをいいつつ、下系の単語を連発。このあたりの立ち回りはさすが。
・バイキング
アキが特にハードル高めに登場。客に向かって「エロわかってる?」とプレッシャーをかけてくる。
なんか、中学生のときに不良の先輩にあったときみたいな感覚に近い印象(^_^;
・宮川大輔
なんというか、落ち着いて登場(笑)
さすが先輩。
(2)パンツ 神経衰弱
で、さっそくコーナーに突入。
若手芸人を一気に舞台に呼び出す。あまりにも多すぎて、先に紹介された先輩芸人たちが舞台広報においやられて見えなくなるというハプニング発生。ヒデが立ち位置を仕切りなおすことに。
ちなみに、森三中の黒沢が「痴漢がいる!」と騒ぎながら前にでてくる。誰かと思いきや、犯人は庄司。前につれてこられた庄司は、そのまま黒沢の胸をもみしだいた(笑) なんだか活き活きしてる。
内容は、コンビないしトリオの芸人をあてるというもの。ゲスト陣は大阪が主戦場の人が多いので、東京の若手はわからないみたい。で、群集からコンビ・トリオの組み合わせをあてていくというもの。正解の判定は、コンビで同じパンツをはいているを確認する、と。
最初のコーナーだけあって、ハードル低めにしたなぁ、と思ったら。
先輩(特に大輔)が、パンツを披露する若手に対して「全部脱げ!」といい続けていた。最初の何組かはプレッシャーをあびつつも、実行せず。
しかし、Bコースのハブがノッた。ズボンをおろすとき、明らかにパンツにも手をかけていた。で、ぐいっ!!!とおろしたら・・・・。
いつものベージュのパンツ(コントで裸になった設定にするときにはくようなやつ)をはいていた。この格好をよくやっているのが記憶にあったので、予想通りだったのだけど。
ただ、その瞬間、大輔は「オレがふってしまったから偉いことになってもうた・・・」という反応。顔を覆ったり上を見ていたり。後ろから見ていたら本当に裸に見えたらしい(^_^;
(3)ネタ
・くまだまさし
頭に日本の笛(吹くと伸びるやつ)ピッコロ大魔王がやってきた、という件からはじまる。最終的に、舞台上でエロ本を読むだけというのをやります、と。
悪くないのだけど、もったいなかった。最初音読すると思っていたのだけど、黙読だったし。
・セブンbyセブン
ハローケイスケのパクリ芸みたいな設定で、エローケイスケという。
・とっしー
ドンキホーテのテーマで「本気童貞」という替え歌。
・ふくろとじ
エロギャグをひたすら連発。
舞台上を走って飛び跳ねながら「せぇ〜っっっっくす」とただ言うだけのギャグがいちばん受けていた。でも、あれは「かたつむり」の「パラダイス!」のパクリだろう(^_^
とはいえ、全般的に面白かった。このライブじゃないと見れないし。
・ガリットチュウ
福島が「せんとくん」になって、風俗にやってくるというネタ。
(3)AVについて語ろう
庄司が司会。タイトルのままの企画。
ただ、佐久間一行とかもう中学生がでていたのがちょっと意外。ということもあってか、庄司が妙につっこんでいた。「AV観るの?」「どんなの?」「どんな風におなにーするの?」「ちょっとやってみてよ」と(笑)
佐久間がふられた話に照れながら「いま、そういう時期じゃない」と(笑)
偉かったのは、自分のスタイルをやって見せたこと。7キャンプシアターからこのライブに来るまでの間にもやってきたとか。家に帰って、DVDをセットして、といったあたりから説明開始(笑)
庄司は、横になって、軽くさわって、終盤になったらティッシュをとり床において、最後はそこに向かって放出する、と。そこまでいうのか(笑)
「ザ・カメラテスト」と「おはズボッ!」というのがお気に入りらしい。
庄司がものすごい生き生きしていたのが印象に残った。このあと、ずいぶん違う姿が観られるとは思わないくらい・・・)(^_^;
(4)ネタ
・永井佑一郎
ナイナイナイツ。そのあと、黒の全身タイツ姿になって「♪オールターイツ!」という派生ギャグ。
・吉村(平成ノブシコブシ)
ヘルペスプレスリー。これ、最後にバイブをだした以外はいつものねただった。
・しずる
子供のいる夫婦。子供を寝かしつけた後、夫が妻に「あいつ、弟が欲しいって」といってエッチを促そうとする、という。設定も芝居もうまい。面白かった。これなら、テレビでもいける。
・アンナ
「♪ふぇらお〜じさん」と歌いながらひたすら下ネタ。
ポッキーやらアメリカンドッグやら、ひたすら。皮かぶってるとか、皮むいちゃったとか。
しょうもないけど、面白い(笑)
・ライス
ひさしぶりに帰ってきたら、街がエロくなっていた、という設定のネタ。
でも、下ネタじゃないな。
(5)TENGAについて語る
ここからケンコバが登場。ヒデと大輔は使ったことがないらしい。で、ケンコバ・ナベアツ・吉村・綾部・ふくろとじ(てっちゃん)インポッシブル井元等々。
まずは知らない人のためにTENGAについて説明。「指をいれてみてください」といわれて、ヒデと大輔が入れてみると。二人とも「おぉーっ!」という感嘆の声。
調子に乗ったのか、観客の女性にもさわってもらうという話に。一人の女性が舞台前まで呼ばれて、触ってみたら同じく感嘆の声。
このあと、ホワイト・レッド・ブラックといった種類の話(ナベアツはホワイトがお気に入りらしい)。同居している吉村とてっちゃんが、TENGAを盗まれてケンカした話、TENGAの使い方(ビデオボックスにいって、とか。基本的に腰を動かす人が多いみたい)などなど。
しかし、最強だったのは、ケンコバの姿勢。TENGAを女性として擬人化し続ける言動はさすがだった。「TENGAとビールもって目黒川沿いを歩く」とか(笑)
(6)ネタ
・スリムクラブ
風俗嬢のネタ
・アホマイルド
タランティーノ。面白いけど、いつものネタだったか。
・インポッシブル
ネタでいちばん良かったのはこのコンビ。
最後の「女性器と戦う」はこのライブならではのネタ。なにげに今回の企画にいちばんマッチしていたコンビのような気がする。
・Bコース ハブ
「まんぺ」をきいてプロフィールをあてるというネタ。悪くなかったのだけど、同じ内容で引っ張りすぎたのが惜しい。
・さいとう&渡辺直美
英語を教える家庭教師とか。
この二人、キートン&鬼奴につづくポジションに入ってきている気がする。
(7)エロエロ鑑定団
エロの思い出のつまった一品をもってきて、鑑定団に鑑定してもらうという企画。
最初はくまだまさし。嫁さんを喜ばせるために、指を鍛えていたらしい。そのときに使っていたゴム輪。残念ながら0エロ。
コンマ二センチ堀内は、カバン。帰り道、女性に「さっき痴漢にあった。怖いので一緒に帰ってもらいたい」とお願いされたときに持っていたカバンらしい。でも、中には当時お気に入りの痴漢系DVDがたくさんあったという(笑)
グランジ遠山がもってきたのは、カメラ。女性の裸をみたことがなかったので、自分のモノをはさんで隠して女性っぽくして撮影したもので代替しようとしたらしい。でも、現像できないのでそのまま保管することになったという。
このとき、ケンコバから「イメージがわかないので実際にやってみてくれ」というリクエストがあり、袖に隠れてやっていたらしい。鑑定団はそれを踏まえて鑑定。ちなみに、このとき、ケンコバは椅子の上に立ってその様子を眺めていて「鞍馬山の天狗のイメージ」の行動だったと(笑)。
(8)ネタ
ここは大物が揃った(笑)
・増谷キートン
ボウリングの玉にパンティをかぶせて、それを女性に見立ててAV撮影をするというネタ。
この人、アホ(笑)
・木村(天津)
やりすぎで有名になった「♪なめててぇ〜」をいきなり披露。爆笑(笑)
その後も同レベルのねたが続く。
でも、この企画だったらもっと激しいところまでいくかと思ったので、ちょっと残念。
・すっちー
すっちー軍曹。おもろい。
「トキ」という源氏名の由来が「北斗の拳」ていうのがけっこうお気に入り。
・RG
市川海老蔵で替え歌のネタ。
ハートが強いのはわかるが。どうなんだ。
・バイキング
エロ落語⇒ダンスのネタ。
以前、雨トークで見て以来、何度も繰り返して再生して観てきたこのネタ。最初、アキが舞台に登場してきたときに落語風の格好だったので、すぐにぴんと来た。とうとう本物が見られる!、と。
落語が進んでいき、とあるところでミュージックスタート。脱いだアキは極小ビキニパンツ。いや、アメトークのときより激しい(笑)。すぐにケンも登場してきてダンス開始。
だったのだけど、なぜか音楽が変なタイミングで切れてしまった。しかも、バイキングの二人も微妙な雰囲気。アキは笑いそうになっているのをこらえているし(ケンは横に倒れていたので様子はよくわからなかったのだけど)。
このあと、ケンが続きを要求。アキは笑いつつも、それに答える。完全にそのプレイだった。音楽なしで。いや、この二人、プロだ。
どうも、音楽は1分半を予定していたのに、20秒くらいで切れてしまったらしい。ハプニングなのか。正直、もう一回やり直して欲しいくらいだった。いや、あれ、完全版をきちんと観たいな。本当に残念。
(8)エロぎり エロネタでの大喜利。お題と印象に残ったいちばんの回答をそれぞれ。
1.風俗上の幽霊が出る旅館でおきる怪奇現象とは?」
⇒ シャンプーハット小出水「プリンがすけべいすの形になる」(絵で回答。すごいうまい)
2.歌舞伎町ディズニーランドで一番人気のアトラクションは?
⇒ ケンコバ「中指がびしょびしょの石原都知事が見回りに来る」
3.ロデオマシンに乗ってひとこと(実際にマシンがおかれている)
このお題、なかなか回答がのってこない。終わり際を見計らっている司会のヒデも、なかなかそのポイントが見つからないところ。そこに、ケンコバが登場。
⇒ ケンコバ「(股間をロデオマシンに当てる。しばし間をおいて)1億、・・・いや2億だしましょう」
見事に落ちをつけてくれた。ということで、優勝もケンコバ。いや、すごい。この人。テレビでも十分にパフォーマンスが高いけど、こういう舞台でもさらに引き出しがあるんだな。
ちなみに、ここにも庄司が参加していたのだけど、AVの話のときが嘘のように元気がなかった(^_^;
(9)エンディング
エロぎりのままエンディング。
最後に何かある人、とヒデがきいたら、Bコースのハブだけ反応。
「せっくすとかおなにーとか。・・・あれ考えたの、俺ですから!!!!」
と(笑)
で、終了。
0時35分開始、休憩10分×2で、4時45分終了。4時間弱か。休憩は5分といっていたわりに長くなったのと、終わりが5時までといっていたのが早かったのがちょっと微妙ですが。
ま、これはよしもとのマネジメントの問題だな。よしもと(特にルミネ)はこういう傾向がものすごい強い印象があるので、かなりきっちりと改善してもらいたい。
※この点、ダイナマイト関西Rの予選は、かなり素晴らしかった。長すぎたということはあるかもしれないけど、やりきっていたから。
なんにしても、面白かった。「えっ、もうこんなに時間過ぎてたの?」と思うくらいの面白さは間違いなくあった。
舞台なのと、オープニングでのプレッシャーのかけ具合からすると、もっとすごい内容になると思っていたので、そこはちょっと惜しかった。どう考えても放送できないくらいのところまでいって欲しかった。舞台といっても、なんだかんだ制約はくらうんだな、というのもわかったけど。
このほか、印象に残った芸人についてちょっとだけ。
まずは、ヒデ。すごい司会向きだといのがあらためてわかった。素晴らしいのは、声の高さとしゃべりのトーン。これは、口調とテンポの両方。観客に嫌な印象を与えない話し方が絶妙。BBQとか、イベントをし切る能力の高さと関係しているのだとも思う。
そして、ナベアツ。最近は特に、クリーンなイメージでの活動が多いから、こういうイベントはどうなるかと思ったけど。でも、きっちりと下ネタにスイッチを切り替えてきていたので、素晴らしい。ブラックなナベアツも、そのうち観られるようになるでしょう。世間もそれを認めて活躍が続くくらいに。
あと、ケンコバ。いや、もう、ミスター下ネタ。特に、TENGAを擬人化して扱う言動に関しては、もう神の領域に入りつつあるような気が・・・。
この時間で舞台でやるからこその、このライブ。また次回をやってもらいたい。できれば、さらに深く(笑)。
なんにしても、いい企画だった(^_^
ヒデは司会向き。あべこうじとか。