日本オモロー党
開場 18:30 開演 19:00
世界のナベアツ、椿鬼奴、カリカ、増谷キートン、ピース、パンクブーブー、平成ノブシコブシ、アップダウン、アホマイルド、かたつむり、ライス、囲碁将棋
いってきましたオモロー党。
4月以来となる今回。公演を重ねるたびにメジャー度合いが急上昇しているナベアツがどういったパフォーマンスを繰り広げてくれるのか。
期待と不安(?)を抱いて観にいきました。
今回は、会場にくる途中で筆記用具を落としてしまい、メモなしとなってしまったので、正確でないかもしれません・・・。ひとまず、記憶を頼りに書き留めます。
(1)オープニング
ナベアツが登場。
観客に対して「オモロー!」と呼びかけてくる。しかし、ここは日本。そう簡単には盛り上がらない。しかし、ナベアツも負けてはいない。「盛り上がるまでやるぞ!」と観客をあおって繰り返す。
その後、「1」と呼びかけてきた。観客としては「2」と応える声が大きかったのだけど、そのあとにナベアツが「2」と言って来た。同じ数字を繰り返せ、ということか、とそこで伝わった。
3までいいきったあと、ナベアツから観客に向けて「3て言わされると思ってテンションが・・・」と観客の心境を敏感に察知して切れる(笑)という。
そんなこんなありながら
そして、さっそくネタに入り始めた。最初の企画は「オモロー、フライングアウェイ!」。前回思いつきだったネーミングがそのまま生き残ったらしい。
(2)【フライングアウェイ!】
・平成ノブシコブシ
?タクシー運転手。今日でやめる人(徳井)とそれをもりあげようとする人(吉村)。二人とも日本的おっさんで、過剰にくだけてなれなれしい(吉村)のと、すごい神経質っぽくてとげとげしい(徳井)。吉村が過剰にべたついてきて、徳井がイライラした様子でいなす、という流れ。
・ピース
?放火魔のコント(以前、コントバトルで同じネタをみたので割愛)。
・パンクブーブー
?ケンカをとめて。「まあまあまあ」をリズムをつけてとめようとするところはなかなか。でも、前回と比べるとちょっとトーンダウンか?
?カイジ風デート。喫茶店「エスポワール」で待ち合わせする二人。女(佐藤)が、何か進展があるたびに、カイジ風の思考展開していく(ナレーションで)。カイジを知らないとよくわからないネタなのだけど、女性にもけっこう受けていた。
・カリカ
?ヒモリーマン。すごいぶさいくな女(家城)の家にもぐりこんでいるサラリーマン(林)。ものすごい剣幕でひたすら「ブス!」「お前みたいなブスは」と言い続けるヒモリーマン。
?フリーターの弟をしかる元サラリーマンのひきこもりの兄(林)。バイト帰りの弟を散々説教しているのだけど、ひきこもりを指摘される兄という流れから。
・世界のナベアツ
?正しい読み方。へのへのもへじの拡張系とか。大喜利的にはかなりいい。ただ、笑うよりも感心するほうに向いてしまった。
?ウルトラソウルに助けてもらう。3つネタをやっていたのだけど、ひとつはポージングが失敗し、何度かリトライ。しかし、いずれも失敗していた(笑)。「めっちゃ練習したのに」というようなセリフもいっていたので未練は感じたけど、テレビでは観られないかも。
・BODY
?ふたりのビッグショウ。デスメタル系の音楽にあわせて演奏しているうちに失神するのだけど、冬のソナタの音楽がかかって復活したりとか。
・アップダウン
?声が異常に高いボクサー。試合に勝った選手(阿部)をインタビューするのだけど、試合について聞きつつも声の高さをいじるという。
(3)派閥 平成ノブシコブシ派
今回からの初企画。オモロー党にはじめて派閥ができたという触れ込み。ナベアツいわく「党活動には派閥がつきもの」と(笑)
それが「平成ノブシコブシ派」。彼らが勧める4組のオモローな面々が登場するという紹介のもと、ねたを披露。
・囲碁将棋:隣から女性の声がきこえてきたという話で盛り上がるのだけど、実は隣には誰も住んでいないというネタ(怪談的になっていく)。微妙に下ネタ。女性には人気がありそうな気がする。
・かたつむり:舞台で寝そべって駄々をこねる。なんとか漫才に引き戻そうとするあい方とのやりとり。「俺、本当は野球選手になりたかった」と突然いいだしたのが面白かった。
ただし。「パラダイス!」が観られなかったのはどうなんだ!!! あれを楽しみにしてたのに。
・ライス:2時間ドラマを3分に凝縮した、という設定のコント。強烈に無茶な展開をしていくという面白さを狙ったようなのだけど、ちょっといまいち。
・アホマイルド:白の全身タイツでタランティーノ風(ハゲンティーノとデブンティーノ)。何度かこのネタみたことがあるけど、受けていた記憶が・・・。個人的には嫌いではないのだけど。
登場するときキン肉マンのテーマソングがかかっていたから、あっちのネタかと思ったのに。名まで見たかった。
(4)【オモロー インザスカイ】
・平成ノブシコブシ
?吉村:ヘルペスプレスリー。
?徳井:日焼けしたパンダ。悪くないんだけど、面白さとは別方向にいっている気がする。もったいない。
・ピース
?歌のお兄さんになりたかったヤクザ。二人のヤクザ(兄貴:綾部、子分:又吉)が、ヤクザをやってなかったら、という夢を語ったら「歌のお兄さん」で意気投合。歌のお兄さんぽいふるまいが異常にうまい兄貴。
・パンクブーブー
?選ビングくろじゅん:めがねをかえたらツッコミが面白くなるんじゃないか、というネタ。ジャンピングくろじゅんに匹敵する展開・・・・。
・カリカ
・世界のナベアツ
?3の数字:3の倍数と3のつく数字であほになり、7の倍数で山から逃げてきた猿、8の倍数でその猿を津か迷うとする人、になるという(笑)
これもかなり面白かった。いまだにこんなバリエーションがあるんだな、とちょっとびっくり。さすがナベアツ。ただ、観ていて、正しいのかどうか複雑すぎて大変(^_^;
?3の数字:子供を誘拐された親が犯人から3の数字のときだけアホになることを要求された、というシチュエーションでの展開。この時点で面白いのだけど、ねたもきちんとくっている。
最初のほうはアホになりきれなくて犯人から注意されたり、途中で間違ってしまったり。しかも40までいったところで、そばにいる刑事からのばすように指令が(笑)
・BODY
?キートン:少年隊。昔のグラビアで裸でポーズを決めている写真をモニターに映し、それと同じポーズをキートンが舞台でやるという。基本的には暗くて、ポージングの瞬間だけライトアップ。基本的に全裸。これ、会場中大爆笑。おもろかった。
?鬼奴:教祖。教祖的な女性が説法している様子。
?キートン:少年隊。?の逆側を見せるという(?のときは、前の部分は隠すようになっていた)。
これも?と変わらぬくらいの爆笑。
最後の最後で大事な部分をオープンにするのだけど、人口毛でびっちりと覆われて隠されていた(笑)
テレビだとOKなんだろうか? 現物ではないのだけど、無理っぽいな(^_^;
・アップダウン
?阿部:ヤクザをやめるので根性見せろ。指を詰めるのがいやで、大事にしていたびっくりマンシールはったり、代わりの方法をひたすら探ってごまかそうとするという。
?ギターソング:焼肉の歌
?面接:突然、面接でディズニーの「ヘラクレス」で流れる曲に合わせた展開になるというネタ。
(5)トークコーナー
今回はノブシコブシ派がでてきたので、けっこうな大人数となっていた。
トークのテーマはオモローな芸人のオススメ。オモロー党を今後増やしていこうという。
このとき、パンクブーブーが「入れ替えはないですよね!」とひたすら強調(笑)
くろじゅんが責められて、「じゃあ俺なにも話さないから(許して)」といいだす始末。
なお、くろじゅんは徳井と一緒にねたを考えていたらしいのだけど、徳井の出番になったときに、舞台袖で「すべれ! すべれ!」といい続けていたらしい(笑)。
ちなみに、ようやく本題に戻って勧められていたのは「しんじ」。
家城が「しんじが入ると、キュートン色が強くなりすぎる(すでにBODYとアホマイルドがいるので)」と妙に抵抗していたのが印象に残った。
なお、ナベアツは、後輩芸人からあいさつされて唯一目をそらすのが「しんじ」らしい。これまでを振り返っても、「デビュー当時のフットボール岩尾」と二人しかいなかったとか(岩尾はそっち系でないことがわかったので解消したらしい)。
なんかいくつか飛んでいるような気がしますが、憶えている限り書いておきました。
今回みていてあらためて感じたのが、メジャー色が強くなった、ということ。「ウルトラソウルに助けてもらおう」のねたに入ったときとか、「待ってました」みたいなノリがでてきていたのだ。これまでのナベアツのライブはもっとコアなファン(というか、そういう人じゃないとわざわざライブにこなかった)ので、ずいぶんと客層が変わってきているのだな、と。
売れてきてうれしい反面、昔のようなライブが見られないのかと思うと残念。
ま、このイベントに限らず、ナベアツライブは当面は参加していくと思いますけど(^_^