コヤカウポン!

[出演者]小籔千豊COWCOW土肥ポン太



最近勢いに乗りつつある12期が集まるとあって、内容はまったく想像がつかないままにチケットを申し込んだこのライブ。

いざ、会場についてみたら、微妙に空いていた・・・。ちょっとびっくり。このところ、ルミネでこういう感じで空席があったのはあまり記憶に無かったので。
でも、なんでだろう。そんなに知名度がないわけでもないし、面白さも十分にある人たちが揃っているのに。ものすごく意外で驚いた。


そんないつもとちがう雰囲気のなか、ライブが始まった。



(1)登場
 小藪がいかにもという感じで「のそ〜っ」とでてきた(笑)
 「めちゃイケみたいなビッグビジネス」「捏造でおなじみ関西テレビ」といったおもしろワードを連発。
 先日のめちゃいけでこの12期がそろったとき、こうしてゴールデンにでられたのだから、お祝い的な「よくがんばった」慰労会をやろうということで、この企画が誕生したといった裏話をきくことができた(笑)

 このあと、しばらく椅子にすわっただけのセットで、トークが続く。


(2)東京で知られたい
 小藪が、フジテレビにでるようになって、けっこう東京でも知られるようになったことを話しだした。テレビ局の人間から、「あいつ誰だ?」みたいな感じでみられたとき、その近くにいる人が耳打ちして「あぁ〜、あれが」みたいな反応をされるのがめっちゃ気持ちいい、と
 自身を「在阪芸人」と読んでいたのが笑えた。

 土肥ポン太は、ジャガー横田とあったときに、向こうが知っていたのを聞かされて印象に残っていたらしい。


(3)腹たつ人
 これも小藪から。腹立つやつが多い、と。
 今回のライブに来た人たちに対しては「こんな先物取引的なイベントにきてもらってありがたい話です」みたいなことをいっていた(笑)
 ただ、基本的に、上からくる人は腹がたつ、と。なれなれしくやってきて、「お前知ってるで」みたいなか感じでこられても、その場ではなんいもいわないけど、めちゃくちゃむかつく、と。

 これに対して、土肥ポン太が「小薮は新喜劇でみてるから、大阪の人は親近感があってなれなれしい感じになってしまうんや」とフォロー。
 すると、小薮が「そうやって、この先の仕事を計算していってる」と批判。素直にぶっちゃけている裏表の無い自分は、その場では悪い印象にうつるかもしれないけど、本当に腹黒いヤツはどっちだ、と。

 こうした様子を見ていたCOWCOW山田が小薮のことを「悪口百恵」と。


(4)子供の話
 小薮が「家族で外食中に写真をとってくれといわれたとき、まあ自分は仕方ないと思える。ただ、そのとき、自分の子供が自分にくっついてくるときがある。で、なんとか戻そうとしても、なかなか離れない。そしたら、写真取るやつが『入ってもらって構いませんよ』とかいう。あほか。なんでとらせないかんのか」と。気を使っているつもりかしらんけど、こっちは撮らせたくないんだ、と。
 そんなこんな語っている小薮に対して、土肥ポン太が「お前、イタイわ」と(笑)

 

(5)結婚相手
 小薮は学生の頃から、結婚相手として女性を探していたらしい。
 結婚して、子供をつくって、60になったら孫がいる幸せな生活をしていたい、と。
 結婚をしていない土肥と多田に対して、「そんなんじゃ、還暦をむかえても、エイブルがたてたようなアパートに住んで、スーパーにいってワンカップと天ぷらを買って、家で横になって食べるみたいな、そんな生活になるぞ」と。

 天ぷらについて「ちくわ」とか、妙に細かいねたを繰り返しいって、かつ、ポン太の反論を抑えるようにえんえんとしゃべり続けるさまがおもしろかった(笑)



(6)多田の部屋探し
 つい最近、引越しをしたらしい。
 で、東京の部屋は、変な間取りが多い、と。
 洗濯機が台所にあったり、そうかと思ったら冷蔵庫の置き場がリビング側にあったりとか。
 部屋の番号が「春」夏」「秋」「冬」になっていて、空き部屋になっているのが「冬」だったり(これから売れようという芸人が「冬」なんて部屋に住んでいいのか、と)。 



そんなこんなトークが続いたのち、企画コーナーへ。
各自が企画をひとつずつ持ち寄り、みんなでやってみようと。


(7)ポン太企画:八百屋講座
 八百屋の経営について、ポン太が解説していた。
 「いらっしゃいませ」の言い方・・・さびれ度合いが進む商店街では、いらっしゃいませでお客さんを振り向かせないといけない。そのためには、「すくいあげるような」いらっしゃいませが必要。
 陳列・・・品物を良く見せるための工夫が必要
 トマトのにおいを強くする方法とか、ちょっとしたハウツーも解説。
 
 そのほかにも、「おばちゃんの群集心理をつかまえる」というのをしきりに繰り返していた。そのための演出が大事、と。

 面白かったのは、「本気モード」。師走になると、おばちゃんはテンションがマックスになるらしい。で、12月の中旬を過ぎたあたりから、本気モードになると。ピークは、クリスマス明けから年末に向けてらしい。
 で、この本気モードになると、おばちゃんが「本気モーーーーードっ!!!」と叫ぶと。この言い方がめちゃくちゃあほらしくて面白かった(笑)


(8)多田企画:引越しで見つかったなつかしいもの
 ?光GENJIのPV
  旅館の部屋でじゃれる面々、シャワー室でのへんな動き(素で登場する内海、奥過ぎて誰だかわからなくなっている大沢)等々。つっこみどころがたくさんあった

 ?フルーツ王国 「ぼくらの歌」のPV
  12期メンバーのユニットらしい。僕はあまり記憶がない。
  歌なので、出演者陣はそれなりにのっている姿が映されるのだけど、小薮のやる気のなさ全快の様子がおもしろかった。

 小薮曰く「光GENJIであれだけつっこみどころがあるんやから、こっちなんてそらたくさんあるやろ」と。



(9)小薮企画:演技を教えましょう
 ドラマ出演経験のある小薮が、3人に対して演技を教えると。
 小薮がドラマにでたとき、演出の方から「小薮君は舞台の大げささがなくていい」とほめられたと言うことで、それを実践してみようと。

 社内恋愛がうまくいかず、噂話で恋人の転勤を知らされ、人知れず驚くという芝居をすることに。
 ちなみに、このシチュエーションについて、ものすごく細かい説明が繰り広げられた。小薮は「これくらいきちんと設定した上で、芝居ができる」と。

 3人がやるものの、なんか中途半端に演じきれずに終わる。で、くちぐちに、けっこう難しい、と。

 で、満を持して小薮が登場。いざ、やってみたら・・・・・・・・・・。


 なんと、いつもの顔芸で終了ーーーーーーーーーーーーーー。
 おもろいけど、いいのか、それ(笑)



(10)山田企画:ヨシのゲームワールド
 画面に映る指令をうけ、それにあった行動をするというもの。
 おおまかに、こんな感じの言葉があらわれ、障害物的に人がやってくるので指示通りに動く

 ?飛べ・・・前から棒をもった二人組みが来るので、その棒を飛び越す
 ?取れ・・・上から千円札が落ちてくる
 ?敵を倒せ・・・敵らしき人物がくるので、倒す芝居をする
 ?とってすぐギャグ・・・司会の山田からぬいぐるみを放り投げられ、ギャグをひとつ
 ?先輩にだけあいさつ・・・何人か通り過ぎていくと、終わりのほうでオール巨人のまねをした指圧やろうが過ぎていくので、そこであいさつ。


 このあと、指圧野郎は、バッファロー木村と宮川大輔の真似をしていたらしい。
 ただ、観客席からだと、どちらも横からの姿しか見えない上に、声もきけず、ただ通り過ぎていくだけなのでとてもわかりにくかった(笑)
 もう少しちゃんとみたかった。特に、木村の真似。



といったところで、終了。

個人的には、けっこう満足。笑いの量もそこそこあったし、よかった。
小薮がかなり毒舌キャラだといまさらながら知ったので、ちょっと見方が変わった感じもなくはないけど。ま、それでも面白いこともあらためてわかった。


この企画はまたあるかもしれないとのことなので、そのときはもう一度観にいくと思います。
正直、あの空席の量は、いろんな意味でもったいない。
チケット争奪戦になるのは困るのだけど・・・(^_^;