千原ジュニアpresents ‘‘芸人定食,,〜芸人持ち込みコーナーLive!〜vol.11
千原ジュニア /FUJIWARA /土肥ポン太 /山本吉貴 /綾部(ピース) /タケト(Bコース) /ハイキングウォーキング /中川家
いってきました芸人定食。
(1)オープニング
千原Jrが登場。観客に「今日、はじめて観にきたという人」と質問をすると、そこそこの人数手があたっていた。とはいえ、残りの人数を考えるとリピーター率は高いほうなのかも。
で、順次メンバーが登場
・綾部:今回、なぜか「ピース綾部」ではなく「綾部ゆうじ」の氏名で呼ばれていた。なんでだろう? ちなみに、年齢30で今回のメンバーでは最年少かつ最後輩。これに対し、Jrが「この仕事の前、水野キングダムにでてたんだけど、自分(Jr)が最年少だった」と(笑)
・ハイキングウォーキング:今回初登場。年齢をきくと、どうもJrとおなじ34らしい。Jrは3月生まれなので、ハイキングウォーキングのほうが学年的には一個下。
・Bコース タケト
・山本吉貴:年齢は32だが、体内年齢は55といわれていた。Jrいわく「見事に着やせするタイプ」「腹なんて、イソジンのCMのおとうみたいな感じ」と。
・土肥ポン太:36歳らしい。会場中から驚きの声。かつ、舞台のメンバーも爆笑。正直、見えない。
・中川家:細かいことを織り込みながらの登場。Jrから「サイレントで顔を決めるようになったらおっさん」とつっこみ。
・FujIWARA:原西がものすごく遅い足取りで登場。本人は全力でやっているように芝居。藤本がいろいろとちゃちゃをいれてくることに応対していたJrが「あれ? こんなにからみにくかったでしたっけ?」と(笑)
(2)Bコース タケト企画:第1回 スカートめくり王対決
この年齢になると、スカートめくりをする機会も無い。せっかくなので、この機会にやってみようという。
タケトチームとJrチームに分かれて登場。
まずは、タケトチーム。セーラー服での登場。ちょっと長めのスカートで昭和のニオイが漂っている。藤本が「機関銃は?」といいだしてきたり。「古い」とのつっこみが入ると、「新しいほう、長澤まさみのほうです」といいかえしていた。
ちなみに、こちらのチームは全般的にメタボ傾向。
で、Jrチーム。こちらは、ブレザータイプ。といっても、チェックのスカートと白セーター。スカートは短め。こちらのチームは細身が多く、えらい似合っていた(笑)
特に、Jrの細身が微妙な感じで。しかし、本人はいたくお気に入りだったらしい。
ルールは「相手のスカートをめくり、パンツのお知り部分に書かれている文字がわかった方が勝利」というもの。ただし、動いている間は「おパンツ」といいつづけなければならない(カバディみたいな感じ)。
ここで、藤本が「おパンツ!!」と叫んだ。で、「それはおかっぺ」とのつっこみ。会場の反応はいまいちだったが、かなり面白かった(笑)
?初戦は藤本対中川家礼二。かなりの接戦となった上、予定をかなりうわまわる長期戦だったらしい。両者疲労がありありと伺えるほどの状況となった挙句、なんとか藤本が勝利。
?次は、Q太郎と原西。こちらは、秒札にちかく、原西がQ太郎をひっくり返して極めて終了。ひっくりかえしたとき、原西は、なぜかひたすら尻をたたきまくっていた(笑)
?最後は、タケトとJr。試合前から「内ももさわりまくってやる」といった感じで挑発するタケト。しかし、微妙によろこんでいるJr(笑)
試合は、前戦と同じような展開でタケトが勝利。タケト勝利確定で立ち上がった後も、しばらく々姿勢のまま固まっているJr。最後にコメントを求められて「嫌いじゃない・・・」とのコメント(笑)
そして、それに対して「タカダコーポレーションかっ!」とのつっこみ(笑)
面白かったけど、どうなんだろう。テレビ向きな感じはあるけど、ライブでみたい企画というほどではなかったかなぁ〜。
(3)ハイキングウォーキング Q太郎企画:スペランカーをもう一度
ファミコンの名作(?)スペランカーをみんなでやってクリアーしようという企画。
Q太郎いわく「このゲームの敵で幽霊とこうもりがでてくるけど、本当の敵はケアレスミス」と(笑)
最初、接続トラブルで画面がつかず、コネタでつなぎあい。5分ほどたったところで、修復。
藤本は「おれ、全面クリアーした」との発言。ちょっと期待。
いきなり、ほんのちょっぴりも進まず、3機が終了しゲームオーバー。0点。
そのうち、藤本が活躍しだして、そこそこ進むものの、クリアはできず。
笑いは起きたのだけど、これも企画的にはどうだろう。有野のゲームセンターCXの延長とみるとありなのだけど、あっちは真剣にクリアーにかかっているところが面白いので、これくらいの時間でやめるとなるといまいちかなぁ。
(4)ハイキングウォーキング 松田企画:ミッションハイウォッシブル
ネーミングの意味はいまいちわからなかった。
企画は、「スーパーイリュージョンショーをみんなでやってみよう」というもの。
?世界にひとつだけの花を歌いきれ
まず、Q太郎が見本をみせた。コーラを一気飲み(途中でやめるネタはいつもどおりにやっていた)。で、歌いだす瞬間に見事なゲップ(笑)
試合は、綾部と原西。まず、綾部が飲んでみたものの「一気は無理」とのコメント。急遽、半分のむところでOKとなった。しかし、苦しそう。結局、歌いだしあたりでゲップ。
原西もかなりきつそうだったが、なんとか2コーラスくらいを歌いきった。ただし、後半半分くらいは、ほとんど歌になっていなかった(笑)
いちおう、原西の勝利。
?腹筋を10回やれ
藤本とタケト。タケトの勝利。
?服を脱いでもう一度着る
剛と礼二の中川家対決。ジーパンを脱ぐ途中でゲップをした剛に対し、脱ぎ終わって着なおす瞬間にゲップをした礼二。ということで礼二の勝利。
?留守電にメッセージを残せ。
ポン太とJr。メッセージを残すまでの応答待ちのうちにゲップをしてしまったポン太。なんとか概ね話しきったJr。ということで、Jrの勝利。
ただし、Jrの話し振りはゲップをこらえすぎていて、ほとんどいたずら電話状態だった(笑)
企画としては面白かった。ただ、ゲームがいまいちだった。スーパーイリュージョンショーと同じように「徳川将軍をぜんぶ」とか、そういう方が盛り上がった気がする。もったいなかった。
でも、これは、ライブでやって盛り上がるネタだと思う。
(5)原西企画:原西のギャグできるかな
ギャグはみんながやれるようになっているくらい浸透しているもの(「そんなの関係ねぇ」とかみたいに)。原西のギャグについてもそうなっているか。出演者にクイズ形式でやってもらうというもの。
パネルに1〜9までの番号が書いてあり、指定した番号の裏に書かれているギャグをふりつきでやってみて、きちんとできていたらポイントGET。
?なるほどな。なるほどなるほどなるほどな。
Jrが再現。わかっているのだけど、動きがぎこちなさすぎた(笑)
?アワワワワ。アハ〜ン。
これは、知らなかった。出演者陣も知らなかったみたいなのだけど、剛が挑戦。
適当にやったものの、意外と正解に近かった(笑)
?ニイハオ
これも知らなかった。出演者陣も知らなかったみたいなのだけど、みんなで挑戦。
原西の正解をみたら、あまりにも動きが言葉に関係なさ過ぎて、絶対にわからない。
?笑ってるけどでていけ〜
これは知っているのだけど、いまいち動きが具体的にわからなかった。
みんなふわっとした感じで再現するものの、微妙なラインだった。
?ロイロイッロイ、ロイロイロイロロイ
Jrが再現。自信満々で登場してきたものの、これまた動きがぎこちなさすぎた(笑)
?フルテンションからご臨終
これは最近のやつなのでけっこうわかった。が、出演者陣は知らなかったらしい。
礼二がでてきてやってみたら、微妙に近かった。特に「ご臨終」のあたりはフリがかなり近く、原西もけっこう気に入っていた(本来は大魔神的に手を顔の前で上から下ろしてくるだけなのだけど、礼二はそのあとに手を合わせるところまでもっていった)
時間切れでここまでだったけど、残りのパネルも開いた。
・有酸素運動:これは見たことなかった。
・上半身下半身、つながってるんだね:これは微妙に記憶にあった。出演者陣は爆笑しつつ、どういう意味なんだ的なつっこみをいれていた。
これ、面白い。今回は実際のギャグだったけど、「こういうギャグをつくったとしたら、原西はどういう風にするか」というクイズでもよいと思う。お題となるギャグがひとつあって、回答者が回答を考えて、原西はその後に自分のギャグとして披露する。
ライブでもテレビでもいけそうな気がする。
(6)山本企画:ゴールデンウィーク思いでアルバム
適当な写真が4枚モニターに映されるので、それに関する旅行エピソードを語るというもの。ただし、最後の写真は人物写真になっていて、そこに落とすように展開していくという縛りがある。
無茶振り系の企画。
?綾部:常夏系の写真。フィジーに旅行にいった、という設定で説明。そこでは、野生のイルカを近くで見ることができるというのが有名ということで、観にいってみた。すると、イルカの近くにダイバーの格好をした人物がいた。誰だあれ、ということでじっとみると、マスクを外した。すると、園人物とは・・・。
⇒「田中邦衛」
?礼二:TDL計の写真。TDLとみせかけて、話題になった「あの施設」にいったという説明。偽中国語をおりまぜながらエピソードを披露。もっとしっかりとしたものを作れと現地のスタッフにいっていて、訪れたという設定。で、そのとき、そのスタッフに別な施設を見せて、これすごいだろうと感心させたみたいな話に。その感心していた現地スタッフとは・・・。
⇒「黒柳徹子」
?ポン太:空港の写真。関西空港にいったという話。「クレオパトラがきたっていうからいってみたら、楠田枝里子だった」「ニコラスケイジがきたというからいってみたら、ちっちゃいギターをもったモト冬樹だった」といったコネタを連発。最終的にハリウッドについて、出会った人物とは・・・。
⇒「千原せいじ」
?Jr:京都の写真(五重の塔、舞子さん、加茂川)。加茂川で舞子と遊んでいたら、せいじが舞子の帯をひっぱりだした。で、川からバタフライで泳いできた人物がいて、あがってきて諌めるようにせいじの腕をつかんだ。
⇒その人物は「ジャッキーチェン」。絶妙で笑った。
大喜利的なネタという意味では、面白かった。ただ、フォーマットが難しかったかもしれない。観ているほうも、ゲーム系の企画が続いたところにこの企画だったので、ちょっとついていきにくかったような感じがあった気がする。
ただ、うまくやるとはまる企画だと思うので、別な機会にもう一度みてみたい。
【感想まとめ】
それぞれの企画で、かなり笑えるポイントは盛り込まれていた。そういう意味でははずれではなかったのだけど、大爆笑というほどの企画もなかったかなぁ〜。
とはいえ、笑うことを目的としたお笑いのライブ、ということ以外にも、いろいろと身になることの多いライブなので、これからも鑑賞しに行くと思います。
今回、かなり印象に残ったのは、Q太郎のコーラ一気飲み&ゲップの芸。挑戦した出演者陣の様子をみるかぎり、Q太郎くらい「一気飲みをスムーズにやること」「ゲップの出るタイミングをコントロールすること」「きれいな(?)ゲップをすること」をクオリティ高くできるようになるのは、それ自体が芸であるということがわかった。
なんとなく一発屋的な雰囲気がにおっていたのだけど、やはり繰り返しているというのは強い。他の人たちが簡単にできないようなことを身に着けているのは、武器になると思う。
ちょっと感心してしまった。