友近ハリセンボンライブ 〜友近ハリセンボンのうちらこんなことやってまーす。〜

3人ともライブで見るのははじめてでした。
テレビではパフォーマンスが高いだけに、期待のハードルも初見の割には高めになってしまいます。
さて、どうこたえてくるか?(^_^


(1)オープニング
 バスローブ姿で登場。この時点で面白かったが、このまま続くダンスがまた面白かった。
 この3人ならではのオープニングとして成立していた。お見事。
 ちなみに、思いのほか「かわいい」の声が会場から聞こえてきていた。


(2)仮装大賞
 3人のOLが部屋で集まって、仮装大賞に向けてねたを考えるという。
 「セカンドバック」とか「森林伐採」とか、荒唐無稽なアイディアがでてくるところはさすが。
 途中から、OLならでは的な人間模様に話が変わっていくところもなかなか。


(3)ブリッジVTR 万引きGメン
 友近がよくやるような感じの万引きGメンの真似を、本当のスーパーの現場でドキュメンタリーチックに撮影したもの。大阪ローカルのテレビ番組で流れていたものらしい。


(4)女性の理想の一生
 少女期・青春期・中年期・老年期と4段階にわけて、3人がそれぞれの思う理想のイメージを語り合うというもの。
 企画の説明を最初に受けたとき、正直見えなかった。その見えなさは、なんとなくそのまま続いてしまっていたような気がする(^_^;
 印象に残った言葉は「矢口真里批判(少女期の説明の中で、「自分のことをオイラと呼ばないように」みたいな補足をしたときに突っ込まれた言葉)」「あと5年でチェジウ(40のダジャレ)」。


(5)ブリッジVTR 万引きGメン
 今度は店が変わってのシチュエーション。



(6)漫才
 向かって左から友近・はるか・春菜の順の立ち位置。
 最初、3人の関係について説明。けっこうプライベートで仲がいいらしい。テレビではGORO’Sバーくらいしかないみたいなのだけど。
 で、オープニングの補足が続く。流れていた曲はプロアクティブのCMで使われていた「SHY 」というバンドの「ラッキーカラー」という曲らしい。3人とも大好きなのでこれを使ったとか。
 本題のネタは、結婚について語るというもの。最初に想像したよりも、正統に近い漫才スタイルだったような気がする。
 ただ、惜しいのは、この後のインパクトが強すぎて、記憶が薄れてしまったこと・・・(^_^;


(7)ブリッジVTR 写真に合う音楽を当て込む
 表れたのは、春菜が赤い着物を着た写真。成人式に撮影したものらしい。
 なぜか(?)、今よりもずいぶんとふけている(きっと、太っているからだと思う)。で、これが異様に面白い(笑)
 後のコーナーで本人が言っていた補足も面白かった。
 ひとつは「ガチで撮った成人式の写真」。もうひとつは「この写真が芸人の中ででまわっている」と。たしかに、これは、そうしたくなるだろうなぁ。
 これ、爆笑。


(8)BGMにあわせてマジ芝居
 最初この企画の説明をきいたとき、危険だと思った。BGMが勝手にかけられるので、それにあわせてアドリブで芝居をするというものときいたから。ライブでアドリブ芝居をやるというのは、過去の経験から思うとかなり危険なにおいがする。この3人組の姿を観たことがなかったこともあって、その不安はかなり大きかった。


 が。
 これは、見事に良い意味で予想を裏切られた。もともと芝居がうまい人たちなので、そこはそのまま活かしていたのもよかった。さらに、ストーリーもぐだぐだになるかと思いきや、無茶な展開をうまいこと転がして面白く仕上げていた。
 そして、さらに驚いたのは、言葉。3人の女性が旅立っていくところから話がはじまったのだけど、「出会ってから3日」とか「たまたまあの日あのときにハローワークにいた3人が」とか。アドリブにしてはヒットレベルが続いていた。
 何よりも良かったのは、3人の息の合い方。芝居全般を通してもずっとそう感じていたのだけど、最後の最後でBGMがアルマゲドンになった瞬間、全員スローモーションに合わせた(笑)。しかも、その動きも、とても自然に、無理なく、でも無茶な展開を作り上げていた。
 とてもとても良い企画だった。これは、テレビでやれる。それくらいの感覚。
 ちなみに、これに関してはスタッフも素晴らしかったと思う。選曲は事前に決まっていたのかわからないけど、芝居しやすいものを選んであったと思う。かつ、入れ替えのタイミングも、3人の芝居の様子や気配に合わせて、良いタイミングでよい曲をかけていたと思った。本当に、関係者がみんな息を合わせてつくっていたと感じた。


(9)ブリッジVTR 山下清
 友近山下清の足跡をたどるというドキュメンタリー風の番組。ただし、何もかも嘘でドキュメンタリーが構成されているというもの。友近ならでは、という感じだった。
 ただ、レポーターの名前が「涼倉米子」という時点で落ちてしまったので、ウケはちょっと損した感じもある。


(10)再現しよう
 日常のいろんな場面を再現するという企画。
 「どう対処したらいいかわからない素人からの声のかけられ方」とか。
 ただ、このあと「TBS感謝祭で食事をしている若手芸人が師匠から声をかけられる」とか、TBS感謝祭ネタに入ったことで気づいた。
 「これは、N1(なんとか1)グランプリだな」と。くりぃむなんとかの企画ですね。
 

(11)エンディング
 今回のライブは、3人が楽屋でいつもやっていることを、せっかくだからライブにしようということからはじまったらしい。面白いのだから、やってみようと。
 ただ、本当はもっと芸能人とかアナウンサーとか、そういう人たちに関するコメントみたいなこともたくさん盛り込むことも考えていたらしい。楽屋では、そういうのが多いそうで。でも、今回は自粛(?)したようです。「行き過ぎてしまうので。悪口ではない」との補足つきで。




もともと、チケットを申し込んだときも、ちょっと賭け感はあった。女性芸人だけのライブにいくのは、実ははじめてだった。女性芸人特有の、ちょっとなんか変な感じ(うまくいえないのでこの表現でごまかしておきますが)になったら、きついなぁ、と。
でも、そんなことはまったくなかった。ライブ中の笑い声も、むしろ男性の方が目立ったくらい。女性だけのライブで、男性がきっちり笑うというのは、やはり十分に実力があることの証明なんだとおもいます。
僕自身、そう感じました。次回があれば、きっと行きます(^_^