日本オモロー党

世界のナベアツ椿鬼奴カリカ増谷キートン、ピース、パンクブーブー、アップダウン、徳井(平成ノブシコブシ


いってきましたオモロー党。残念ながら今回も党首はメンバーに入っておりませんでしたが・・・(^_^;

内容とは関係ないけど、今日のチケットもぎりは、いつものいかにもバイトという人たちとは違っていた。システムを変えたのか?


さて、では本題。


(1)オープニング
 ナベアツが登場。オモロー党の副党首であることを告げると、会場から「そうなの? じゃ党首って誰?」という声が聞こえてきた。知らない人多いんだな。
 で、ナベアツもあまり間をおかずに、党首は合い方の山下であることを告げる。そして、会場の様子を見て「見事なノーリアクションということで・・・」と。


 そして、さっそくネタに入り始めた。最初の企画は「オモロー、フライングアウェイ!」。その場で思いついた名前らしい・・・(^_^;



(2)【フライングアウェイ!】アップダウン
 オタク系の気配漂う二人組み。「柿の種」という名前のバンド。正直、内容はいまいち。オタクのりで、会場の若い女の子のさらに一部のあたりでは受けていたが。ちょっと、そちら側へのウケを意識しすぎたネタ。


(3)【フライングアウェイ】ピース
 家庭教師(綾部)と子供(又吉)。新しく家庭教師が雇われて今日は初回。子供は勉強嫌いで家庭教師を追い返したいという設定。
 表れた教師は子供番組のお兄さん的テンション。入ってくるなりトイレに行くとか。子供のほうも、その好きに教科書をマロニーに置き換えるというシュールないたずら。
 後半、ミュージカル的な展開に。しかし、子供が乗ろうとするとすぐに止めに入るという(笑)
 面白かった。


(4)【フライングアウェイ】パンクブーブー
 ものまね(スーパーマリオの音真似とか)がつかみ。その後、子供のお手伝いに。簡単なお手伝いをお願いするという展開なのに、無茶なお願いを振る、という展開(「世界に平和をもたらしてきて」とか)。
 面白かった。パンクブーブーについては後述する。


(5)【フライングアウェイ】カリカ
 100万円落ちているのを拾う、というネタ。家城がオタク系(?)、林がサラリーマンとして、それぞれ同じシチュエーションで同じような行動をとるという切り口。やろうとしていたこと自体は悪くないと思うのだけど、個々のネタがはじけるものだったら、もっと面白かったと思う。惜しかった。


(6)【フライングアウェイ】ナベアツ
 副党首登場。モニターが置いてあったので、先日あらびき団で披露していた「モニターを相手に3の倍数」かと思った。が、「正しい読み方」だった。モニターに表示される文字を、どういう風に読みあげるか、というネタ。
 面白かった。前回と同じネタ(「婆ぁ〜」とか)はちょっと残念だったが、新しいものも入っていたし、十分に笑った。


(7)【フライングアウェイ】BODY
 ピンクマンの登場かと思ったら違った。「ふたりのビッグショー」だった。
 ボーカルが鬼奴、ギターがキートン。「Yes,Love」という曲を歌う。「ボンジョビに憧れた二人がはじめて作った洋楽」との紹介に会場がざわついた(笑)
 面白かったけど、シュールだ。


(8)ブリッジ ナベアツが登場。R−1グランプリのときの自分物まねとして「3位だったとき」⇒ものすごい険しい顔で悔しがる、「その後のCM明け」⇒柔和な笑顔。
 で、次の企画を紹介。その名は「オモロー、インザスカイ!」


(9)【インザスカイ】パンクブーブー
 カンフーの格好で「気功術の使い手同士の戦い」。
 気功で相手を操り、面白いポーズをとらせる(変なおじさんとか、女っぽいポーズとか)。
 なかなか面白かった。


(9)【インザスカイ】カリカ
 最初、石川さゆりの「越冬つばめ」が紹介され、林がサビの1フレーズを歌いだした。
 すると、家城が変な女の芝居をはじめた。ひとネタやるごとに、「越冬つばめ」。家城の「サークルの合宿って絶対でないとダメなの!?」みたいなネタが印象に残った。
 続いて逆の立場になり、「あずさ2号」。


(10)【インザスカイ】アップダウン
 ゴッドハンドなんだけど、言葉が雑(なんか切るやつ、とか)というネタ。


(11)【インザスカイ】椿鬼奴
 昼ドラマによくある風景。
 洗いものをしている主婦、帰宅してきた主人。浮気がばれてせめられると・・・。立ち居地を移動して暗転、かつスポットライトを浴び、絶望の言葉。この言葉の内容の選択がいい。鬼奴のキャラに会っているのがまたいい。
 面白かった。

(12)【インザスカイ】ピース
 パイロットに憧れる子供(又吉)とパイロット(綾部)。
 登場してきたパイロットは、トムクルーズの安っぽいような格好。これだけでも笑ったが、さらにジーパンの後ろポケットが無い、という衣装でもうひと笑い(これは、ネタの後半にでてきたものだったけど)。
 村をでるパイロットに、子供が「僕も一緒につれてって」とせがむが、パイロットはその子供を殴る。親は大事だ、と。殴られて一瞬でていく子供だったが、パイロットの心配をよそにすぐに戻ってくる
。「親によくやられてるからなれてる」「僕のカラダ、みる?」で爆笑。
 面白かった。


(13)【インザスカイ】ナベアツ
 ウルトラソウルに助けてもらう、という。転んだときやスーパーのレジでお金が足りなかったときなど。これも前に見たことがったのだけど、それでも笑った。
 面白かった。


(14)【インザスカイ】カリカ家城
 ポエムを読む危ない人。
 怪しい感じがうまいことでていて面白かった。


(15)【インザスカイ】パンクブーブー佐藤
 リズム芸。リズムにのりながら踊りながら言葉をいろいろと。


(16)【インザスカイ】ノブシコブシ 徳井
 筍に向かって走っていたら、壁にぶつかって身動きがとれなくなった猪というネタ。
 シュールなのはいいが、ちょっと飛びすぎ。
 ただ、みんなが集まったときに、ナベアツが「あいつ、鉄のハートもってると思った」とコメントするようなくらいやりきっていた(笑)


(17)【インザスカイ】パンクブーブー 黒瀬 ジャンピング黒純。怒るとジャンプ力が増すというネタ。
 悪口をいったとき、世間的にいらっとくる感じの人をクチにすると大きくジャンプする。
 このあとの企画で、ナベアツから「あれは、オモナーだった」と言われるようなネタ(笑)
 ※そもそも、R−1の予選1回戦落ちしたネタらしい・・・。


(18)【インザスカイ】アップダウン 阿部
 黒瀬のあと暗転して、モニターに阿部の名前とホーミーっぽい音がきこえてきて、まさかと思ったらアベギスハーンだった。やりすぎコージー一回きりのネタだと思っていたので、めちゃくちゃ驚いた。
 正直、やりすぎで見たときはこれはどうかと思ったが、あのときよりも洗練されていた(笑)
 ネタはほぼまったく一緒だったが、あのときよりもキャラがはっきりしてきた印象。
 いちばん笑ったのは、「ゲル」という言葉から、「ゲル(移動式住居)」に引っ掛けて「ウランバートー」とつなげたところ。ゲル(移動式住居)なんて知らんかった(笑)
 もうテレビには出てこないと思っていたが、近日中にあらびき団に出演しそうな予感。


(19)【インザスカイ】増谷キートン
 「昭和20年〜」というナレーションから始まる。登場してからも、ノスタルジックな衣装と風景が広がる。言葉数も少なく、茶の間で家族がでてくるのをゆったりと待つような展開。しかし、家族を呼び出しても誰も来ない。ここまで、すごく落ち着いていた。
 しかし、この後から一変。誰もいないことをじっくりと確認したあと、手土産のカルピスを手に持ち、股間にあて、ちょっとだけ蓋をあけて「カルピス」といってちゃぶ台の上にたらし始めた(笑)。かつ、だした液をなめる。
 そして、誰もいないことの確認にもどり、一連の動作を何度も繰り返すというネタだった(笑)

 前フリがこれほどきいたネタはなかなか無い。見事。残念ながら、テレビでは見られなそう(^_^;


(20)【インザスカイ】ナベアツ
 フレディマーキュリーの格好で「ロックユー」。
 これも何度も見たネタだけど、やっぱり笑った。
 すごいな、ナベアツ。
 最後に、ドラムのリズムにあわせて「3の倍数」をやるというネタ。これは、いつもより早いテンポだったが、うまく乗り切り、かつ面白かった。


(21)トークコーナー
 まずはナベアツが登場。残りの出演者を呼ぶときに、「まずは、ジャンピング黒純について・・・」と。黒瀬は登場するなり、土下座しましょうか、といいながら土下座(笑)
 印象に残ったところを抜粋
 ・又吉・・・公園のベンチに座っていたら、小6くらいの女の子が側転をしはじめた。しかも、側転するたびに自分のほうを見るので怖かった。
  ⇒まわりから「お前、まわっている間にいきなり目の前に来てもおかしくない感じがするから」とのコメント。

 ・又吉が気持ち悪さをだすために努力しているが、家城はナチュラルボーンだ、と。しかし、カリカ林が「彼も眉毛を毎日剃ったり、努力している」と。これ以降、家城は努力家というネタ扱いに。

 ・気持ち悪さつながりで、キートンに振られる。しかし、キートン本人は「僕はもてる」と反論。かつ、「気持ち悪いのだとしたら、(自分とそっくりの)母をしかっておきます」と。

 その後、鑑賞してきたライブでのエピソード(アップダウン阿部のXJAPAN(YoshikiとToshiが抱き合ったのを見て、Toshikiと叫んだファン)、パンクブーブー佐藤の布袋のライブでみた布袋のかっこいい姿(緞帳があがったときにはすでに立ってタバコをすっていて、そのままギターが上から降りてくる)、鬼奴の安室奈美恵、等々)。
 


最後、本日の締めとなったとき、ナベアツが強引に終わらせようとした。
で、まわりから「もっとうまく終わらせましょう」みたいなコメントを受けた後が見事だった。

「あぁ、もっとふわぁっとまとめるやつだろ? できるわけないよぉ〜(笑)」
「できてたらもっと売れてるよぉ〜(笑)」

単純に爆笑してしまったけど、それ以上に素晴らしさを感じた。
ナベアツほどの才能があったら、相当なことをイメージしてたんじゃないだろうか。でも、こういう風に自分のことを割り切り、かつそれをオープンに明るく示せるというのは、なかなか難しいことだ。
僕自身も、そういう感覚を見習いたいと思った。

ま、何よりも、今回は面白かった。笑い疲れするライブはひさしぶりだったかもしれない。満足!



それにしても、パンクブーブーは漫才がいい。個々のネタはオーソドックスなのだけど、演じ方がうまい。
昨年はじめてライブで見たときも面白かったけど、さらに良くなっている。まじめに、今年の賞レースに関わってくるんじゃないだろうか。