今日のなにがし
内村P(というテレビ番組)でやっていた企画。その日の放送でやる企画が終わった最後に、出演者の誰か一人を選んで「一発ギャグ」的なネタを3つやるというもの。
もともとは、TIMのレッド吉田が「人を笑わすのが苦手」とかで、それを克服するためという名目でレギュラー企画化していったものだった。「この番組で面白いことをやってみろ!」と。もともと一発ギャグはやっていた(「ウェスポン!」とか)のもあって、毎回すべってはあたふたし(時折、ヒットを飛ばす)姿が妙に面白かった。
そして、いつからか「出演者の誰か」をくじ引きで決めるようになっていったのだった。
これ、くじ引きで決められて、すぐにネタにはいらないといけないので、けっこうなプレッシャーがかかる(ように見える)。事前に考えてくることもできる(し、実際にそうしていた人もいたようだった)。けど、それでも「今日は○○!」と指名が確定した瞬間にすぐにネタに入るのは、かなり大変だと思う。なにせ、直前まで他の企画(の収録)をやっていたばかりなのだから。でも、これをうまく乗り切り、あるいは大ヒットを飛ばす芸人もいたり、目一杯滑ったり、いずれにしてもとても笑える好きな企画だった。
仕事でもこういう場があってもいいなあと思った。いきなり振られて即答しないといけない。何かしらの仕事・作業(打ち合わせとか)の後に、いきなりこれに突入する、みたいに。当然、「この打ち合わせの後に」とか事前に知らせたりはせずに。
この企画のポイントとしては
・本当に「いきなり」開催する
いつやるか、誰がやるかがわからない。確率的に「ここは大丈夫」というのがあてにならないくらいランダムであるとなおいい。
・いいネタ(仕事)を期待される
すべての当事者に対して、その人に見合う期待がされる。悪い意味で定例行事になっていることはなく、ワクワクしながら見る。
・厳しくあたたかく評価される
冒険的なネタでもきちんと受け入れ、すべってもマイナス査定しない。ただし、あからさまな手抜きはNG
といったところ。
いきなりであるからこそ、緊張感も高まるし普段からの準備にもつながる。日常の何気ない瞬間への注目意識が高まることもあるかもしれない(何かしらきっかけをつかんでおかないといけないし)。期待されていれば応えたくなるし、自分も当事者となりうるのであれば素直に評価もできる(場合によっては、「お前も滑ってくれ・・・」と思うかもしれないけど・・・(^_^;)。
あと、競争意識が抑えられていることも大事だと思う。受ける評価の勝ち負けではなく、自分が期待されたことに応えたか否かだけを基準にみられるようにしないと、評価がおかしな方向にいってしまう気がする。
こういうアクセントがあってもいい気がするなあと思った。会社によっては、もっと違う形なのでしょうけど、実現してそうなんだけどどうなんだろう。
問題なのは「何をネタにするか」ということ。改善テーマ、新規事業・技術、といったものが思いつきがちなのだけど、ちょっとカタイ。
であれば、もういっそのこと、本当に内Pをぱくってもいいのかも。「何か面白いこと(笑えること)をやれ」と。別にいいんじゃないだろうか、そういう機会があっても。飲み会での一発芸ではなくて、職場でやる。
年代・部署を超えてやっていると、意外と距離感がちぢまりそうな気もする。仕事とこういうのとのギャップが大きいほど、効果がありそう。
と、適当なことを思い浮かぶままに書いてみましたが。社員当事者が本心からの参加意欲を生み出して、顧客から理解を得られる。これを満たすにはどうしたらいいか。それに、実際に効果がないと意味が無い。かなりハードルは高そう。
研修でやってみるといいのかもしれない。というか、研修だったら、本当にすでにやってるところがありそうな気もするなぁ。
あぁ、締まらなくなってきたのでこのへんで・・・(^_^;