世界のナベアツ

ご存知の方も多いかもしれないけれど、いちおう補足しておくと、ジャリズム(というコンビ)のボケ:渡辺の一キャラクターが「世界のナベアツ」。


彼らは、僕が学生の頃に活躍(大阪⇒東京進出)していた。当時、僕は、「葬式DJ」といったネタをみて、お気に入りになった。ネタが面白いコンビとして記憶された、という方が近いかも。
ところが、あまりブレイクすることなく、しばらくして解散してしまったのだった。
突っ込みの山下はピンでちょいちょいでていたがすべり役みたいな扱いが多く(ま、実際そうなっていたのでしょうがないのだけど)、渡辺は作家をやるようになったことを知り、寂しく思った記憶がある。

しかし、僕が社会人になってからしばらく経過した頃、復活したということを知った。
最初の復活ライブのときは気づかなかったので見られなかったのだけど、それ以降はライブにいくようになった。

この数年、10回弱くらいのライブにいったのだけど、なんとかチケットはとれていた。席は必ずしもよくないときもあったけど、見ることは出来た。しかも、小さめの小屋でやることも多く、近い距離で見られる。何度か参加していると、なんか見たことのある顔もあったりするくらい。
閉鎖的というわけではないのだけど、ある程度コアなファンが集まるライブで、ジャリズムがやりたいこと(最近は、ギャグ披露の場であることが多い)をやるという、なかなか趣のあるライブになっている。


さて。なんでこんなことを書いたか。

とうとういってしまったから。
レッドカーペット制覇。
ブレイクしてしまいそう。

いや、売れるのはいいのだけど、なんかちょっと残念に思うのもあるのです。
・ライブのチケットがとりにくくなりそう
・規模の大きい(過ぎる)ライブになっていきそう
といった寂しさがあるのだ。

前は「観られなくなって」寂しいと感じていたのだが、逆になっても違う寂しさもあるのだな、と。
勝手なもんだ(^_^;

ブレイクのきっかけになりそうな「3の倍数」のネタもライブで爆笑したもの。「T-BOLANを知らない子供たち」も使うようになるだろう(すでに、一回放映された番組もある)。ライブでの爆笑記憶のあるネタが、順々に公開されていってしまうのも、なんとなく寂しかったりもする。そんな風に思う自分をせこく感じたりもして、またそれが寂しい・・・。


ま、せっかくいい風を受けたのだから、このまま売れて欲しい。
前みたいに、ネタが見られなくなるよりは、よっぽどいい。

気になるのは
 ・すでに、そこそこの年齢
 ・(ツッコミの)山下はつれていけるのか?
といったところでしょうか。


今年からM1にでられなくなった(解散期間中は年数制限にカウントされないらしく、昨年までは出場できていた)みたいなので、ここでブレイクしていくのを見守ることにしよう。