クローズZERO2

このあいだ「にけつっ!」でジュニアがタイトルについて怒っていたが(ZEROで?って、絶対やったらだめだろう、と)。1作目がなかなか面白かったので、今回も観に行ってきた。

1作目に続いてこの作品も、喧嘩のアクションシーンは迫力があった。とある批評で「どの喧嘩も同じに見える」みたいなことが書かれてて、わからないでもない。とはいえ、だからといって迫力のある映像であったことには違いない。リアルな喧嘩ではなくて、あの世界観で繰り広げられる喧嘩とはこれだ、という感じ。

喧嘩の始まりのとき、相手に向かってダッシュで突っ込んでとび蹴りをぶちかます。ものすごい大ぶりのパンチやキック。ちょっと描き方を変えるとファンタジーに見えそうな動きなのだが、男くささと血生臭さを混ぜ込むことで、「クローズZERO」の世界観として伝わってきた。

実際のところ、喧嘩の激しさを増すための演出(音、血、傷跡、等など)は必ずしも心地よくない。このあたりは、役者陣の魅力でうまいこと相殺していたのかもしれない。

ちょっと辛かったのは、前作を見ておかないとわからない部分がそこそこあったこと。僕は前作の内容(特に人間関係)をあまり覚えていなかったので、いまひとつ味わいつくせないところが残った。公開から2年経っているものなので、前作との兼ね合いはもっと減らしてあってもよかった気がする。

クローズZERO スタンダード・エディション [DVD]

クローズZERO スタンダード・エディション [DVD]

メイキング オブ クローズZEROII [DVD]

メイキング オブ クローズZEROII [DVD]

クローズZERO2 OFFICIAL PHOTO BOOK

クローズZERO2 OFFICIAL PHOTO BOOK