トータルテンボス[お笑い]

全国ツアーの最終ライブをみてきた。

面白かった。昨年のM1から自信も高まっていた感じがした。

内容を箇条書きで。
 ・冒頭は、昨年のM1で松本の誉めコメントが何度も繰り返されていた(笑)
  「もっとウケてもよかったと思うんですけどねぇ」みたいなやつ。
 ・10分くらいのネタと4分くらいのネタ(おそらくM1用)、あわせて10本弱くらい。
  広告代理店、ケンカの仲裁、引越しのあいさつ、先生(不登校生徒の説得)、プロポーズの言葉、などなど。
 ・ブリッジネタ。おもに藤田どっきり。でも、むちゃくちゃ面白かった。
  ?藤田の愛猫を犬にすりかえ(仕事にいっている隙に、黒猫を黒のラブらドールレトリバーにすり替え。帰ってきて扉を開くと、どでかい犬に大ビビリ)
  ?藤田にひざかっくん(いつ何時ともなく、藤田が油断した隙にしかける)
  ?藤田を舞台稽古で転ばせる(稽古場の立ち位置にローションを刷り込んでおく)
  ?藤田の寝起き(酒に酔って寝た隙に、オカマの部屋に連れて行く)
  ?スーパーマリオを口で(音声をすべて、二人の口ずさみにする。くだらないけど、大爆笑)  

トータルテンボスは、おそらくM1決勝には残る。
本人たちは「目標は優勝」と言っていた。そこは、正直わからない。
期待を高めるには
「頭ではなく、心からの爆笑を生み出すネタ。笑いの臨界点みたいのがあって、それを突き抜けるひとネタ」
が欲しい。いまは「うまくて、ネタもまとまった漫才」という印象にとどまってしまうかもしれない。

なんとなく感じたのは
 ・(二人の)噛みグセ
 ・藤田の天然、いじられキャラ
を活かしてネタに組み込んでくると、突き抜けそうな気がする。


ライブの内容とは別に印象に残ったのは、彼らのやりとり。
アンケートを書いていって、というお願いだったのだが。

大村「良いところも悪いところも、ぜひ書いていってください」
藤田「いや、良いところだけにしてもらおうよ」
大村「お前、成長する気ないのかよ!」
藤田「そうじゃないけど、もう来週が準決勝だからさ。一週間前ってことを考えると、自信を沸かせてくれるようなものがいいじゃん」
大村「なるほど(笑)」

「成長する気ないのか」というツッコミを入れられる気概。「自信をわかせて」という本音。どちらも響いた。とりあえず、応援することにする(^_^


トータルテンボスは、今年結成10年、M1チャレンジ最後の年らしい。
僕自身、ライブも観にいって思いいれも持った。
ぜひ、M1チャンピオンに値する漫才をして、タイトルを獲得して欲しい。